3.11市民ネット深谷のブログ

脱原発をメインにメンバーが気の向くまま書きます。

10.27脱原発深谷デモ報告

原発いらない、子どもを守れ10.27深谷デモ」は、43名の参加を得て無事終了しました。参加いただいたみなさん、ほんとうにありがとうございました。

台風27号の影響で開催が危ぶまれたのですが、3.11市民ネット深谷の初のイベントでもあり、台風が気を利かせてくれたのか、日本列島を逸れて進んでくれました。当日は、ちょっぴり風は強かったのですが台風一過の秋晴れで、申し分のないデモ日和となりました。実は、参加者20名くらいかなと予想しておりましたので、43名もの人たちと一緒にデモ行進ができて嬉しい限りです。

3.11市民ネット深谷は、ネットで繋がったゆる~いグループです。既成政党や既成団体、労働組合のような核となる組織はありません。組織を持たないと、デモのような行動は難しいだろと思っておりましたが、反原連の官邸前抗議行動などがデモのハードルを下げてくれたので、自分たちもこの深谷の地で声を挙げようとなったわけです。この企画を考えた当初は、10名の参加でも良いじゃないかというものでした。

ところで、それぞれ問題意識は持っていても、ただの市民が声を挙げるなんて、今までではあまり考えられなかったことです。しかし3.11東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故は、チェルノブイリ事故を経験しているにもかかわらず、結局は安全神話に飲み込まれていた私たちに大きな反省をもたらしました。そして、国や東電、いわゆる専門家やマスコミの情報はにわかに信じがたいものになり、私たち一人ひとりが放射能汚染の問題に向き合わなければならなくなりました。

3.11市民ネット深谷は、今まで個人レベルで勉強会や他団体が開催するデモなどに参加してきた人、学校給食の問題に取り組んできた人、問題意識は持っていたがどのような形で活動に結びつけたら良いのかわからなかった人たちが、吸い寄せられるようにして誕生しました。

といってもアメーバーのような組織(組織といっていいのかすらわかりませんが)です。表現の場は主にネットで、たまに会議を持つ程度です。この程度の繋がりでデモをやろうというのは無謀な話です。でもその無謀なことをやらかすだけの動機が、福島第一原子力発電所の事故による放射能汚染にはあるわけです。

しかしながらデモのような行動は簡単に実現できるわけではありません。私たちもそれなりに事前運動も展開しました。メインをホームページ、フェースブック、ツイッターにおき、併せてポスティングとビラ配り(深谷駅前と金曜日首相官邸前抗議行動それぞれ1日)などです。ネットでの拡散はどれほどの効果があるのかわかりませんし、ビラ配りの情宣活動もそれほどの反応はありませんでした。そんなわけで20名位を予想した次第で、30名を超えれば成功と考え、せっかく来てくれた人への感謝のしるしとして、缶バッチ50個作りました。

当日の参加者を見ると、お子さんからお年寄りまで、男女比も同数程度、車いすの方も参加いただき、ハロウィンの時期であったということもあり、衣装もカラフルで、バランスの良い、ホットでファミリーなデモだったと思います。(自画自賛かな;今仁)