3.11市民ネット深谷のブログ

脱原発をメインにメンバーが気の向くまま書きます。

井戸の茶碗

原子力規制委員会は2月12日、高浜原発3、4号機について、新規制基準を満たすと認める「審査書」を決定し、関西電力の申請を許可しました。川内原発に続く再稼働への突破口としたいのでしょう。つくづく思うのですが、原子力発電所の再稼働に向けて蠢く…

東京ブラックアウト

************************************************ 今年もよろしくお願いします。 311市民ネット深谷は、今年も地域に根ざし、地域から脱原発の 声を上げ続けます。 *********************************************** 「東京ブラックアウト」若杉 冽(講談…

川内原発再稼働に反対しよう!

国内の原発(48基)すべてが稼働していない状態で1年以上経過しています。この間、電力が足りなくなったことがあったでしょうか。 安倍政権は、川内原発を皮切りに、原発の再稼働をもくろんでおり、着実に駒を進めています。福島原発事故の原因が未だ分から…

簡易除染の巻

深谷市の一般住宅(上野台)で簡易除染を行いました。なぜ簡易かというと、敷地や建物、敷石や置石などから、本格的な除染をするには相当の費用がかかるため、依頼主と話し合い、とりあえずホットスポットの線量を下げることにしました。 1.ホットスポット…

放射能汚染地図の今

著者;木村真三(放射線衛生学者・獨協医科大学准教授) 発行;講談社 福島第一原子力発電所の事故に際し、「ただちに影響はありません」という枝野官房長官の言葉があまりにもむなしく、私は、福島の放射能汚染はどうなっているのか、そして、自分が住んで…

大飯原発差し止め判決要旨

2014年5月21日、福井地方裁判所は、大飯原発の差し止めを命じました。画期的な判決です。以下に要旨をNPJのサイトから転載します。 大飯原発3、4号機運転差止請求事件判決要旨 主文 1 被告は、別紙原告目録1記載の各原告(大飯原発から250キロメートル圏内に…

HSFで遠出の巻き

深谷に続き、熊谷公園放射線マップ作成プロジェクトの計測が終わったこともあり、たまたま野暮用で宇都宮に行く機会に、高速道路と日光を測定しました。私たちが使用しているHSF(ホットスポットファインダー)は、高性能なGPS連動放射線測定器で、ス…

君臨する原発-どこまで犠牲を払うのか-

本書(発行:東京新聞)は、2013年に中日新聞、東京新聞、北陸中日新聞に連載された「犠牲の灯り」に加筆され単行本化されたものです。あとがきを引用します。 「東北の緑豊かな大地を放射能で汚し、人々の平穏な暮らしを奪った東京電力福島第一原発事故。あ…

児玉先生の放射能講座

2月23日に深谷ベースにて、放射能の講座を開きました。 講師はときがわ町児玉医院の院長、児玉順一医師です。 内科医院を開業する傍ら、放射能について独自の研究をされています。 きっかけは、深谷のママさんグループで森の測定室・滑川に見学に行った際、…

0309 NO NUKES DAY 原発ゼロ大統一行動

3.11から3年がたちました。今週は、NO NUKES WEEKとして全国各地で、様々なイベントが企画されています。3月9日(日)には、反原連など脱原発主要3団体主催の「0309原発ゼロ大統一行動」が日比谷野外音楽堂および国会周辺で開催されました。今回は、その模…

ベースロード電源というまやかし

政府はエネルギー基本計画案を発表して、再稼働を進める姿勢を鮮明にしています。都知事選の勝利を弾みに一気呵成に行きたいところでしょう。しかし待ってください。約半年、すべての原発が止まっていますが、需要が供給を上回る事態は起きていませんし、多…

雪害と想定外

2週続きの大雪には参りました。特に2月14日(金)から15日(土)にかけての雪は、関東甲信地域に甚大な被害をもたらしています。公表されている積雪量は、甲府114㎝、軽井沢99㎝、秩父98㎝、前橋73㎝、熊谷62㎝となっています。先々週は60年ぶりの大雪となっ…

都知事選終盤に思う

猪瀬さんのオウンゴールで、脱原発派に絶好のチャンスが回ってきた今回の都知事選ですが、今朝の東京新聞(2/6)の終盤情勢を読むと、暗澹たる思いに駆られます。「舛添リード(むしろ差を広げる)、追う宇都宮、細川、脱原発票割れる」がっかりです。一縷の…

バラエティに富んだ抗議(金曜日国会周辺)

今年も金曜日官邸前抗議行動は続いています。2014年1月17日(金)に参加しましたので、このところの雰囲気なぞ記してみます。金曜日というと、休み前ということもあり、窓際の身なれど何かと忙しいのです。抗議に行こうと思っても会議が入ったり、打…

小出裕章さん熊谷講演会レポート

「正しく知ることから始めよう」 原子力発電と福島原発事故のこと (2013年12月22日 熊谷さくらめいと)レポート&感想原子力実験のこれまで人類初の原爆 1945年7月16日(ポツダム会議の日)米ニューメキシコアラモゴルドに始まる。 「100の太陽よりも明るく…

「原発ホワイトアウト」 若杉 冽 著(講談社)

巷で話題の「原発ホワイトアウト」を読みました。小説としての出来は今ひとつの感は否めませんが、告発本としては第一級のものでしょう。なんせ現役のキャリア官僚が書いたということで、リアリティがあります。原子力ムラの隠れた実態を曝してくれますので…

原発を止める人々 -3.11から官邸前までー 小熊英二 編著

「10.13 NO NUKES DAY」に、3.11市民ネット深谷は、従来の個人としてでなく、グループとして初めて参加しました。このことは、ツイッターやフェースブックですでにお伝えしたところです。デモ後(日比谷公園→東電→新橋→経産省→日比谷公園)、私たちは国会前…

10.27脱原発深谷デモ報告

「原発いらない、子どもを守れ10.27深谷デモ」は、43名の参加を得て無事終了しました。参加いただいたみなさん、ほんとうにありがとうございました。 台風27号の影響で開催が危ぶまれたのですが、3.11市民ネット深谷の初のイベントでもあり、台風が気を利か…

10.27脱原発深谷デモ報告

「原発いらない、子どもを守れ10.27深谷デモ」は、43名の参加を得て無事終了しました。参加いただいたみなさん、ほんとうにありがとうございました。 台風27号の影響で開催が危ぶまれたのですが、3.11市民ネット深谷の初のイベントでもあり、台風が気を利か…

フクイチの単純ミス続発の件から考える

流行語大賞というどうでもいい賞がありますが、今年の大賞は「じぇじぇじぇ」でなく、「アンダーコントロール」ではないでしょうか。国際的に堂々と大嘘をついた希有な首相として歴史に刻まれること間違いなしと思います。ところが、どうでもいい賞ですから…

9.1さよなら原発講演会

サブタイトル「つながろうフクシマ!くりかえすな原発震災」と題した講演会が、9月1日(日)日比谷公会堂で開催されました。主催者は、内橋克人、大江健三郎、落合恵子、鎌田慧、坂本龍一、澤地久枝、瀬戸内寂聴、辻井喬、鶴見俊輔の9名の知識人が立ち上…

「カモメ」長渕 剛さん

今回は、長渕剛さんです。人間誰しも好き嫌いがありますが、私はどちらかというと嫌いなタイプです。北海道の松山千春さんと鹿児島の長渕剛さんはどうも好きになれません。お2人に共通しているのはメジャーで成功しても東京に出てくることなく地方で活動を…

想像ラジオ

いとうせいこうさんの「想像ラジオ」が芥川賞の候補になり、落選したとの報道に接し、彼が作家だったのかとあらためて認識した次第です。みうらじゅんさんとの軽妙洒脱な会話がおもしろいザ・スライドショーなどしか知らなかったため、彼のことは電波芸人か…

風立ちぬ

このブログコーナーは、脱原発に関連する内容で構成することになっているのですが(勝手に思っているだけ)、今回は、現在上映中の宮崎駿監督の「風立ちぬ」について感想を書きます。宮崎監督が脱原発を掲げていることは知られていますので、その辺のことは…

トリチウムについて調べてみた

東京電力福島第1原発から高濃度の放射性物質を含む汚染水が海へ流出している問題で、東電は2日、平成23年5月から流出し続けたと仮定した場合、海へ流れ出た汚染水に含まれるトリチウム濃度が推計で最大約40兆ベクレルに上るとの試算を発表した。 保安…

忌野清志郎さん(サマータイムブルース)

「サマータイム・ブルース」と題して、最近、東京新聞が特集していましたが、このブログも沢田研二さん、斉藤和義さんときて、やはり脱原発の大御所、忌野清志郎さんを取りあげないわけにはいかないだろうと思います。彼は2009年5月この世を去りました。N…

選挙雑感(2013年参院選)

戦い済んで日が暮れてというフレーズがありますが、今週はどことなく寂寥感に包まれています。別に戦いに挑んでいたわけでもなく、支持政党なぞもなく、ただただ脱原発派の人たちがより多く当選することを願っていただけですが、やはり予想通りとはいえ悲し…

俵 万智さん

「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日 俵 万智さんの名を知ったのは「サラダ記念日」です。当時、与謝野晶子の再来とまで言われ一躍時代の寵児となりました。短歌にほとんど造詣のない私でも、いくつかの歌を思い出します。 「嫁さんに…

神様2011

作家、小説家、文学者など肩書きは何でもいいのですが、文筆を生業にしている人たちは、3.11を経過して、自らの仕事にどのように反映させているのだろうかと、常々思っています。大江健三郎さんは、ノーベル賞作家という抜群の知名度を使い「さよなら原…

「ずっとうそだった」by斉藤和義

シンガー・ソングライターの斉藤和義さんが、ヒット曲「ずっと好きだった」を「ずっとウソだった」と替え歌で歌っています。これはネットの世界では有名なことですが、実際はあまり知られてないと思います。彼は、昨年の紅白歌合戦で「NUKE IS OVE…