3.11市民ネット深谷のブログ

脱原発をメインにメンバーが気の向くまま書きます。

「ずっとうそだった」by斉藤和義

シンガー・ソングライターの斉藤和義さんが、ヒット曲「ずっと好きだった」を「ずっとウソだった」と替え歌で歌っています。これはネットの世界では有名なことですが、実際はあまり知られてないと思います。彼は、昨年の紅白歌合戦で「NUKE IS OVER」と書かれたギターストラップを使っていたそうです。

 沢田研二さんにしてもそうですが、こと脱原発に関しては、情報が二重構造化していて、彼らの思いはあまり伝わらないように思えます。まるで誰かが振り分けているかのようです。個人的な思いは尊重されますが(たぶん)、それが影響力を持ったり、行動を伴ったりする傾向が見て取れると忌避されてしまいます。また、一般の人たちと違う特別な人たちと区分けされてしまいます。であるから人気者の斉藤和義さんを取りあげるにも脱原発は避けて通りたいと、様々な場面で自己規制が働いているように感じます。いつぞやNHKで斉藤和義さんを追ったドキュメントを見たのですが、原発はスルーしていました。

 こういった、日本社会を覆うプルームを弱めていかない限り脱原発社会の実現は難しいと思います。自民党の石波幹事長が、「安全、安心が確認された原子力発電所は再稼働する。これが責任政党としての立場だ」と言ってます。安全や安心という人間の命の問題と、原子力発電所という人間の手に負えない構造物が共存できないことは自明のことです。ウソはバレてしまったのです。しかし、こういったプルームに乗っかった強力な重石は、脱原発の声を封じる役割を担いマスメディアから流されます。

これに対抗するには、一人ひとりの声は小さいかも知れませんが、大勢が集まって大きな声にして行くしかないでしょう。皆さん選挙に行きましょう。!(※プルーム;放射性物質を含んだ雲)

「ずっとウソだった」作詞作曲 斉藤和義
会津若松の鶴ヶ城公園ライブで歌われたときの歌詞)

この国を歩けば、原発が54基
教科書もCMも言ってたよ、安全です。
俺たちを騙して、言い訳は「想定外」
懐かしいあの空、くすぐったい黒い雨。

ずっとウソだったんだぜ
やっぱ、ばれてしまったな
ホント、ウソだったんだぜ
原子力は安全です。

ずっとウソだったんだぜ
牛肉が食いてえな
ホント、ウソだったんだぜ
気づいてたろ、この事態。

風に舞う放射能はもう止められない
何人が被曝すれば気がついてくれるの?
この国の政府。
この街を離れて、うまい水見つけたかい?
教えてよ!やっぱいいや…
もうどこも逃げ場はない。

ずっとクソだったんだぜ
東電も、北電も、関電も、北電も
もう夢ばかり見てないけど、
ずっと、クソだったんだぜ
それでも続ける気だ

ホント、クソだったんだぜ
何かがしたいこの気持ち

ずっと、ウソだったんだぜ
ホント、クソだったんだぜ
ずっと、ウソだったんだぜ
ホント、クソだったんだぜ

(今仁@市民ネット深谷)