3.11市民ネット深谷のブログ

脱原発をメインにメンバーが気の向くまま書きます。

王様は裸だ!

今朝の東京新聞こちら特捜部に、アベノミクスをアホノミクスと喝破してやまない同志社大学大学院教授の浜矩子(のりこ)さんが、原発を取り巻く現状を童話の「裸の王様」に例えている。

「金儲けしか考えていない仕立屋が、王様に偽りの豪華絢爛な衣装をまとわせて国民を騙してきた。」仕立屋は原発を推進してきた歴代政権や原子力ムラを指す。


国民はおかしいと疑問を持ったとしても「賢い人たちがキレイだと言うのだから」と考えることを放棄してきた。 しかし、国民は3.11で、王様が本当は裸であることに気がついた。だが「仕立屋の甘言が大きくなり、今度は見て見ぬふりを始めている」。
「王様は裸であり、メルトダウンしている。仕立屋たちに謝罪する誠意があればいいが、そうではない。結局、偽りの衣装を賛美する声にかき消されないよう、一人一人が『王様は裸だ』と声をあげ続けるしかない」

そうなのだ、仕立屋群団はもみ手をしながら偽りの衣装を着せる機会を虎視眈々と窺っている。金儲けのため。厚顔無恥にも柏崎刈羽原子力発電所の再稼働を申請したり、国内で唯一稼働している大飯原発について、「一部課題はあるが、安全上重大な問題はない」としながら継続を承認したり、王様は裸であることがバレバレなのに、海外まで触手を延ばし、仕立屋の親分が恥ずかしげもなく偽りの衣装を売り歩く。国民にはわが国の経済のためと嘯く。マスメディアは、事実関係を報道するのみで結局仕立屋達の金儲けを援護している。ほんの少しのおこぼれをもらうために。

私たちは、この深谷で『王様は裸だ!』と叫び続ける。

(今仁@3.11市民ネット深谷)